GBTA & HRS:企業の宿泊施設におけるグリーントレンドの加速化に関する新調査

sustainable travel programs

最新のサステナビリティ調査によると、ビジネストラベルの担当者の 65% が、企業のオンライン予約ツールでグリーンホテルの優先利用を求めていることが判明  

GBTA と HRS の調査では、認証されたサステナビリティラベルの重要性、および経営陣が 2023 年向け宿泊プログラムで推奨ホテルとして選択する傾向が増大していることを示している

ケルン(ドイツ)、ブリュッセル(ベルギー) – 2022 年 11 月 7 日 – 出張および支払いに関するグローバル・テクノロジー・プラットフォームの大手 HRS と世界最大のビジネストラベル協会 GBTA は、ヨーロッパと北米の出張管理および調達担当リーダーを対象に実施した、サステナビリティと法人宿泊との関連に関する包括的な調査結果を発表しました。この調査の結果は、2023 年以降、何百万人ものビジネストラベラーが出張時に宿泊施設を決める際、重要な要因としてサステナビリティを選ぶ頻度が増加していることを示しています。

調査によると、回答者のほぼ 3 分の 2(65%)が、認証されたサステナビリティ証明書を取得したホテル(LEED や HRS Green Stay など)を優先すると回答しています。従業員がホテルを選択する際、企業オンライン予約ソリューションのディスプレイでこれらのホテルを上位に表示するという回答は半数以上(59%)を占めました。GBTA と HRS は、11 月 8 日にブリュッセルで開催された GBTA 初のサステナビリティサミットに先立ち、この調査結果を公表しました。

第 4 四半期に入り、多くの企業が 2023 年に向け優先ホテル契約の交渉に入っており、この傾向がさらに多くのホテル契約に影響を与えることは否めません。ホスピタリティコミュニティは、優先サプライヤーとなるためサステナビリティに関する情報の提供を前提条件にする有名多国籍企業が増加する中、収益性の高い企業セグメントからの受注を競い、積極的に対応しています。10 月 20 日にシーメンスが発表したこの路線に沿う取り組は、Fortune 500 ランキング企業の多くのプログラムが来年の優先パートナーホテルを決定する際に取るステップと同様のものです。

経営幹部は、炭素効率の高いホテル利用を促進する取り組みを主導

調査回答の 74% は米国とカナダからの回答ですが、法人宿泊におけるサステナビリティの勢いがわかる調査結果を示しています。概要は次のとおりです。

「サステナビリティの世界的なメガトレンドは、今日行われている日常的な議論で加速しており、企業の宿泊施設プログラムの優先順位を作り変えています」と、GBTA のサステナビリティ・リーダーシップ・カウンシルのメンバーで HRS の最高プロダクト責任者のマルティン・ビアマンは述べています。「170 か国で 440 以上のブランドを代表するホテルが参加する HRS の Green Stay Initiative のけん引力を通して、それが実感できます。この重要な時期に、企業プログラムリーダーとホテルサプライヤーが共にテクノロジーを活用して、この重要な目標を支援することは心強いことです」

「ビジネス旅行が急速に回復している今、すべての業界参加者は、サステナビリティへの配慮がけん引しているホテルの調達と予約の長期的な変化を把握することが不可欠です」、と GBTA Foundation のサステナビリティ担当シニア・バイス・プレジデント兼代表取締役社長のデルフィーヌ・ミロット氏は述べています。「この調査を見る限りでは、先導しているのは経営陣です。このように、GBTA はサステナビリティに深く関わっており、調査、アドボカシー、今週行われるサステナビリティサミットなどのメンバー向けツールや教育イベントをさらに実施して、ビジネス旅行業界がベストプラクティスやテクノロジーを活用して業界の二酸化炭素排出量を削減できるよう支援します」

最終調査報告「A New Order: Travel Programs Focus on Sustainability」(新たな秩序:サステナビリティ重視の出張プログラム)は、HRS のこちらのページから入手可能です。GBTA 会員は GBTA Hub 経由で、報告書のコピーをダウンロードすることができます。

調査方法

本調査は、カナダ、ヨーロッパおよび米国を拠点とする出張管理者および調達担当リーダーを対象にオンライン形式で 2022 年 6 月 15 日から 6 月 29 日にわたり実施されました。GBTA 会員および非会員に対して調査への参加を呼びかけました。本調査に回答した回答者は合計 187 名でした。うち、74% が北米から、26% がヨーロッパからの回答でした。

HRS について

HRS は今日のダイナミックなグローバルマーケットにおいて、企業や行政の働き方、滞在および支払い方法を作り変えています。 HRS の先進的なプラットフォームテクノロジーは、ホスピタリティ分野にとどまらず、会議、オフィススペース管理、支払業務効率化、危機復旧にまで、その範囲を広げています。 HRS のお客様は、パンデミック後の世界経済においてコスト削減を実現するだけでなく、安全、安心、満足といった重要な側面を重点とするソリューションにより、比類ない大きなメリットを享受しています。 また、HRS は、企業のホテルプログラムにおけるネットゼロ目標の達成を支援するテクノロジー 「Green Stay Initiative」で賞を獲得しているほか、自動化を活用して航空・鉄道事業のエクスペリエンスを向上させる画期的な「Crew & Passengers Solution」でも高い評価を得ています。 1972 年に設立された HRS は、現在、Fortune 500 に選ばれているグローバル企業の 35% をはじめ、世界をリードするホテルチェーン、地域のホスピタリティグループ、決済代行会社とも提携しています。 詳細については、こちらをご参照ください。 www.hrs.com/enterprise.

GBTA について

Global Business Travel Association(GBTA)は、世界初のビジネス旅行および会議の業界団体です。ワシントン D.C. に本部を置き、6 つの大陸に拠点を持っています。GBTA の会員は、年間 3,450 億ドルを超えるグローバルなビジネス旅行および会議に関わる費用をマネージする方々です。GBTA は、28,000 人を超える観光業のプロフェッショナルおよび 125,000 人以上のアクティブな会員によって構成され、拡大を続けるグローバルネットワークに向け、世界レベルの教育、イベント、リサーチ、支援およびメディアを提供しています。www.gbta.org をご覧ください。また、LinkedInYouTubeTwitterFacebook でも情報を発信しています。  

  

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